【熊本県 日本酒】熊本県 花の香酒造のおすすめ日本酒を徹底選抜!

おすすめ日本酒

どうも、ほろらんです!

今回は、九州の熊本県に焦点をあてて日本酒紹介していきます。日本酒というと東北地方においしい銘柄が集まっている印象はありませんか?

実は本日紹介する熊本県にも様々なおいしい日本酒が存在します。私がまだ日本酒をほとんど知らなかった時、熊本県の「花の香酒造」さんの銘柄に出会い、感動した覚えがあります。

そこで本日は花の香酒造さんの特に注目すべきおすすめ日本酒を2つ厳選して紹介します。

同じ蔵から生まれながら、まったく異なる個性を持つこの2本には、花の香酒造が歩んできた歴史と価値観、その“現在地”が鮮やかに表れています。

本記事では、それぞれの魅力や味わいの違いをわかりやすく紹介していきます。

<strong>ほろらん</strong>
ほろらん

この記事はこんな人におすすめ!

  • 九州の日本酒を知りたい
  • 花の香酒造の歴史を知りたい
  • 熊本県のおすすめ日本酒を知りたい
  • 初心者でも飲みやすい日本酒を知りたい

花の香酒造(はなのかしゅぞう)とは?

熊本・和水町に根ざす自然豊かな蔵

熊本県玉名郡和水町に蔵を構える花の香酒造は、1902年創業の歴史ある酒蔵です。

菊池川流域の清らかな水と豊かな自然を背景に、土地と共存する酒造りを大切にしています。自然と調和した味わいを生む蔵として全国的な注目を集めています。

蔵が掲げる「土と共にある酒造り」

花の香酒造は、土地の環境・微生物・文化を尊重し、 terroir(テロワール)を日本酒で表現することを目指しています。

その象徴が「産土」シリーズで、畑から醸造まで一体となった酒造りを実践。まさに“土地を映す酒”を体現する蔵です。

現当主が推し進める新しい挑戦と哲学

6代目蔵元・神田清隆氏は杜氏も兼ね、自然栽培や伝統技法の継承など新しい挑戦を続けています。従来の技に加えて現代的な感性を取り入れ、国内外のコンテストで高い評価を獲得。

花の香酒造の革新は今、最も勢いのある日本酒造りとして注目されています。

おすすめ日本酒① 産土(うぶすな)

味わいの特徴

産土は自然栽培米ならではの生命力を感じさせる味わいで、にごりやガス感が生む発酵の躍動感が魅力です。旨みと爽快感が共存し、野性味がありながら透明感のある独特の世界観をもっています。

自然栽培米を使った“畑から始まる酒造り”

2022年に産声を上げた新ブランドで、使用する米はすべて“菊池川流域和水地区産”に限定。酒米の栽培から醸造までを土地に根ざして行う、花の香酒造の哲学そのものが反映されたシリーズです。

シリーズ展開

産土シリーズは米の品種ごとに個性があり、山田錦のふくらみ、穂増の伸びやかさなど、多彩なニュアンスを楽しめます。

香り高い古代米「肥後香子」を使った「産土 香子」、江戸時代には天下第一の米と称された「穂増」を使用した「産土 穂増」、また特別な菌を使用した「産土 エフェルヴェセント」など様々なシリーズがあります。

ラベルには土壌や微生物をモチーフにしたデザインが施され、産土の思想を象徴しています。

どんな人におすすめ?

自然派ワインが好きな人や、新しい日本酒の世界に触れたい人にぴったり。生酒のような躍動感や、土地の個性を感じられる酒を求める人にも向いています。

きほん情報
  • 蔵元:花の香酒造(熊本県玉名郡和水町)
  • 価格帯:3,000〜4,000円前後(720ml・季節や出荷ロットにより変動)
  • 味わい:控えめなガス感が心地よく、じんわり広がる落ち着いた味わい。
  • 銘柄の特徴:自然栽培米の丸みある甘みを感じながらも、透明感があり食事にも合わせやすいスタイル。2022年誕生、花の香酒造の新ブランド
  • こんな人におすすめ!:日本酒の新しいスタイルを試したい人、自然派ワインや生酛・どぶろく系が好きな人
<strong>ほろらん</strong>
ほろらん

産土は、江戸時代にかつて存在した「肥後香子(かばしこ)」や「穂増(ほませ)」などの希少な古代米を酒米に使っているんだ!面白いよね。

おすすめ日本酒② 花の香(はなのか)

味わいの特徴

花の香はその名の通り、花のように華やかな香りと透き通るような味わいが魅力。米の旨みがゆっくり広がりつつ、後味はキレよく軽やかで、エレガントな飲み心地を楽しめます。

蔵の伝統を受け継ぐ定番ラインの立ち位置

蔵の看板銘柄であり、「梅花」「桜花」「菊花」など花を冠したシリーズが基幹ラインナップ。特に「桜花」は国際コンテストで多数受賞するなど、国内外から高い評価を集めています。

使用米や造りのこだわり

すべて山田錦を使用し、伝統技法である「撥ね木搾り」でゆっくり上槽。

てこの原理で時間をかけて搾ることで、雑味が少なく、やさしい旨みが引き出されます。手間を惜しまない造りが味わいの美しさにつながっています。

どんな人におすすめ?

香りのきれいな日本酒が好きな人、食中でも単体でも楽しめるエレガントな酒を求める人に最適。贈り物や特別な日の一本にも選ばれています。

きほん情報
  • 蔵元:花の香酒造(熊本県玉名郡和水町)
  • 価格帯:2,500〜6,000円前後(梅花・桜花・菊花など等級により幅広い)
  • 味わい:山田錦らしい上品な甘みと旨みがあり、後味はすっきりとキレがよい。
  • 銘柄の特徴:「桜花」はKura Masterなど国際コンテストで複数受賞、山田錦を使用し、伝統手法の「撥ね木搾り」で丁寧に上槽
  • こんな人におすすめ!:初めての日本酒でも飲みやすい一本が欲しい人
<strong>ほろらん</strong>
ほろらん

「花の香」は日本遺産の菊池川周辺の山田錦を使用しているよ。

「産土」と「花の香」 2銘柄を比較!!

製法の違い

産土は自然栽培・土地密着のアプローチで“テロワール”を表現。一方、花の香は伝統技法と山田錦で磨き上げた“エレガンス”がテーマ。

両者は方向性が異なりながら、どちらも蔵の哲学が色濃く反映されています。

味わいの方向性

産土は発酵の躍動感やにごり・ガス感が特徴で、ワイルドで自然派。花の香は華やかで透明感のあるエレガントタイプ。同じ蔵でも対照的なスタイルを楽しめます。

どちらを選ぶ?初心者向け・飲み比べのコツ

初めてなら「花の香」で蔵の基礎を知り、次に「産土」でその進化系を体験すると違いが分かりやすいです。飲み比べることで、自然派×伝統派の面白さがより深く理解できます。

食事との相性比較

産土は発酵のガス感と旨みがしっかりしているため、発酵料理やスパイス、揚げ物、塩味の強い料理と好相性。特に天ぷら、チキン南蛮、発酵バターを使う料理などがよく合います。

一方、花の香は香りがエレガントで透明感があるため、白身魚のお刺身、湯葉、鶏の塩焼きなど繊細な料理を引き立てます。対照的なペアリングが楽しめるのも二銘柄の魅力です。

どこで買える?

蔵元の公式取扱店(特約店)で買う方法

花の香・産土は特約店で購入できますが、産土は人気のため入荷量が限られることが多いです。定期的な入荷情報を確認しながらの購入が基本になります。

オンラインでの購入ポイント

公式サイトや特約店のオンラインショップで購入可能ですが、特に産土は予約・抽選・販売日チェックが必要なことも。季節ごとの出荷タイミングも把握しておくと狙いやすくなります。

初心者におすすめの手に入りやすい一本

初めての人は、まず手に入りやすい「花の香 桜花」や「菊花」が最適。香り・旨み・飲みやすさのバランスが良く、蔵のスタイルを理解しやすい一本です。

まとめ

花の香酒造は、“土地を映す産土”と“華やかで洗練された花の香”という対照的な魅力を併せ持つ、非常にユニークな蔵です。

2銘柄を飲み比べることで、自然と伝統、野性味とエレガンスという花の香酒造の幅広い表現が体感できます。

産土の誕生で日本酒の新しいスタイルが生まれ、花の香の進化で蔵の実力がさらに際立っています。今後も目が離せない注目蔵です。

タイトルとURLをコピーしました