「お猪口」は買わなくていい。ワイングラスで日本酒を飲むべき3つの理由と、香りの魔法。

日本酒のきほん

どうも、ほろらんです。

「ジャケ買い」で可愛い日本酒を買ったはいいものの、ふとキッチンで立ち尽くすことはありませんか? 「あれ、うちにお猪口(おちょこ)も徳利(とっくり)もない…」と。

せっかくなら美味しく飲みたい。でも、そのためにわざわざ専用の酒器を買うのは、モノが増えるしちょっと違う。

結論から言います。 お猪口は、買わなくて大丈夫です。

むしろ、あなたの食器棚にある「ワイングラス」こそが、現代の日本酒にとっての最適解。

今日は、新しいモノを増やさずに、今あるグラスでお酒のポテンシャルを120%引き出す「日本酒×ワイングラス」の魔法についてお話しします。

<strong>ほろらん</strong>
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この記事はこんな人におすすめ

  • 可愛いラベルの日本酒を「ジャケ買い」してみたものの、どうやって飲もうか困っている人
  • モノを極力増やしたくない、丁寧な暮らし・ミニマリスト志向の人
  • まだ日本酒の「フルーティーな香り」の凄さを体験したことがない、ワイン好きの方

閉じ込めて、解き放つ。「チューリップ型」の機能美

まず最大の理由。それは「香り」の解像度が劇的に上がるからです。

最近のモダンな日本酒(特に「純米吟醸」など)は、リンゴやメロン、洋梨のような華やかな香り(吟醸香)が命です。 口の広いお猪口だと、このせっかくの香りが飲む前に空中に逃げてしまいます。

そこでワイングラスの出番です。 あの独特な「ボウル(膨らみ)」に香りの粒子を溜め込み、キュッとすぼまった「リム(飲み口)」で鼻先へと集中させる。 この構造が、日本酒の繊細な香りを逃しません。

グラスに鼻を近づけた瞬間、お猪口では感じ取れなかった「花束」が見えるはずです。

<strong>ほろらん</strong>
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実は、プロの審査員が日本酒を評価するコンテストでも、香りを正確に捉えるためにワイングラスが使われることが増えているんです。ワイングラスで飲むのは「邪道」ではなく、むしろプロも認める「正解」なんですよ。

0.1mmの魔法。ガラスの薄さが変える「口当たり」

陶器のぽってりとした厚みも味があって素敵ですが、モダンな日本酒の「透明感」や「キレ」を楽しむには、ガラスの薄さが重要です。

唇に触れる面積が小さければ小さいほど、液体はスムーズに舌の上を滑り込みます。 余計な厚みがない分、お酒本来の甘みや酸味を、フィルターを通さずにダイレクトに感じることができるのです。

イメージしてみてください。分厚いマグカップで飲むアイスティーと、薄いグラスで飲むアイスティー。味の印象が全然違いますよね? 日本酒も同じです。

<strong>ほろらん</strong>
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安いワイングラスでも十分効果はありますが、もし将来こだわりたくなったら「リーデル社」の『大吟醸グラス』を調べてみてください。日本酒専用に設計された、究極の機能美です。

カプレーゼの隣に「徳利」は置けますか?

ハルカさんの食卓を想像してみましょう。 金曜日の夜、デパ地下で買ったお洒落なサラダや、白身魚のカルパッチョ、カプレーゼ。 そこに、渋い和柄の「徳利」や「お猪口」が置いてあったら…少しだけ違和感がありませんか?

ワイングラスなら、和食はもちろん、洋食と並べても食卓のコーディネートを崩しません。

そして何より、日本酒の「色」を目で愛でることができます。 「クリスタルのような透明」なのか、少し「黄金色」がかっているのか。 その美しい色や、とろっとした粘度を目で楽しむのも、透明なグラスならではの特権です。

<strong>ほろらん</strong>
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日本酒の色をよく見てみてください。完全に無色透明ではなく、うっすらと「山吹色(黄色)」がかっているものがありますよね? それは「熟成」や「あえて濾過をしていない」証拠。旨味がたっぷり詰まっているサインです。

【実践編】スワリングは必要? ほろらん流・グラス作法

最後に、ワイングラスで日本酒を飲むときのちょっとしたコツをお伝えします。

  1. 注ぐ量 なみなみと注ぐのはNG。グラスの膨らみの一番太い部分までに留めましょう。残りの空間は、香りを溜めるためのスペースです。
  2. 回し方(スワリング) ワインのように激しく回す必要はありません。日本酒は空気に触れすぎると味が変わりやすいので、飲む前に優しく揺らす程度でOK
  3. 温度 冷蔵庫から出してすぐの、キリッと冷えた状態で。グラスの表面がうっすらと結露する様子も、また美しいものです。
<strong>ほろらん</strong>
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「吟醸(ぎんじょう)」と書かれたお酒は、基本的に「冷酒(れいしゅ)」一択です! せっかくのフルーティーな香りは熱に弱く、温めるとバランスが崩れてしまうことが多いんです。

まとめ ~そのグラスで、日本酒はもっと自由になる~

  • 香りを逃さない
  • 口当たりが繊細になる
  • 食卓がお洒落になる

伝統的な酒器も素晴らしいですが、現代の日本酒を楽しむのに、ルールに縛られる必要はありません。 「家にあるもので、一番美味しく飲める方法」を選ぶ。それこそが、賢い大人の楽しみ方ではないでしょうか。

今日は帰りにお気に入りのお惣菜を買って、食器棚の奥のワイングラスを取り出してみてください。 きっと、いつもの日本酒が少しだけ「よそ行き」の表情を見せてくれるはずです。

「酒あとらす。」のインスタグラムでは、ワイングラス映えするモダンな日本酒をたくさん紹介しています。ぜひチェックして、次の一本の参考にしてくださいね!

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